No.1 渡邉 博之選手 引退のお知らせ
- 2020/01/10 更新
この度2019-2010シーズンを持ちまして、
No.1 渡邉 博之選手が引退する事となりましたので、ご報告させていただきます。
クラブの創始メンバーのひとりであり、長きに渡ってZOTTのゴール前に立ち続けた男。
ただ守るだけでなく、気迫のこもったセービングはフィールドプレーヤーに勇気を与え、
幾度となく勝利を呼び込む立役者となった。
また、今では一般的となった“レーザービーム”(高速スロー)は渡邊博之が生み出したといっても過言ではない。
ボールをキャッチした時点から相手チームに脅威を与え続け、アシストを量産した。
プレーだけでなく、その人柄からも多くの人に愛され、長い間チームを支えてくれた渡邊選手。
彼のプレーに魅了されてゴレイロを志した選手も多いはず。
これからは違った形でクラブと関わることとなりますが
みなさん、これからも『渡邊博之』へのご声援を宜しくお願いいたします。
以下、渡邊選手からの引退コメントです。
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今シーズンで競技選手を引退することにしました。
来シーズンからは選手登録せず、何かしらの形でZOTTというクラブと繋がり続けていきたいと思っています。
コーチなのかスタッフなのか…最適な形が見つかり、決まった段階でご報告できれば嬉しいなと思います。
ZOTTは清野たちとともに20年前に立ち上げました。
その時は、サッカー部を辞めたメンバーを中心に、フットサルやってみない?程度の気持ちだったと記憶しています。
自分はサッカーの夢を諦められずいて、1年だけJFLにチャレンジしましたが、
サッカーでの限界を感じたことや、フットサルがこれから伸びていきそうな魅力的なスポーツだったことから、
ZOTTでのフットサルにはまっていくことになりました。
一見サッカーを諦めたネガティブな選択にも見えるかもしれませんが、当時のメンバーは今でも特別で、
彼らとなら何でもできそうな、そんな若者がよく見るような理想を持っていたように思いますし、
そこに賭けることはとてもポジティブな選択でした。
とは言え、このクラブがここまで長く続き、そしてここまでたくさんの方に愛されるものになるとは全く想像していませんでした。
安い言葉になってしまうかもしれませんが、これまでZOTTに関わってくださったすべての方に感謝しています。
本当にありがとうございました。
今までもそうでしたが、これからZOTTというクラブの存在意義は少しずつ変わっていくように思います。
自分たちが楽しむための場所だったところから、数多くの仲間たちが集う場所になり、ファミリーになっていきました。
地域リーグを代表するクラブにもなったと思いますし、今後さらにフットサル界に存在価値を示せる、示すべき組織になっています。
自分は2007年のFリーグ開幕から4シーズン、バルドラール浦安でFリーガーをさせてもらっていました。
当時のインタビューか何かで『自分はZOTTを代表してFリーグにチャレンジしている。いつかZOTTに戻って経験を還元し、恩返しする』と話しました。
想像より早く戻ってくることになってしまいましたが(苦笑)、昨シーズンに多くの仲間たちが勇退し、今シーズンのスタートに立った時、『今シーズンこそ恩返しの時だ』と感じ、ラストシーズンとしてやり切る覚悟を決めました。
この価値あるクラブをあるべき場所に留め、後進に託すことを自らのミッションとし、覚悟を決めた結果、
関東リーグ準優勝、地域CL出場を勝ち取ることができました。
まだシーズンは残っていますが、1年間やり切れたと実感できたことが引退を決意した最大の理由です。
全国大会はご褒美みたいな夢の世界、きっと選手権関東大会や、地域CL本番でもZOTTらしく荒ぶれると確信しています。
来シーズン以降、ZOTTのエンブレムを胸に闘う選手たちが自分たちの思いを受け継ぎ、ZOTTの存在価値をさらに高めてくれることに期待しています。
そしてゴレイロのみんながとっととおじさんたちの牙城を崩して活躍してくれることに大いに期待しています(笑)
長くなりましたが最後に…
Fリーグを経験させてもらった自分だからこその思いです。
今の下部組織の選手たちや、これからのフットサルの未来を担う若い選手たちが、
プロではない関わり方でもフットサルを盛り上げ、発展に寄与できる方法があること、
何より自分の人生をより豊かにできる方法になることを知り、
プロとの比較の中で、自らの意思で人生の選択をできる世界になること、
そしてその代表格として、このZOTTというクラブが今後も発展し、継続してくれることを心から願っています。
これまでZOTTに関わってくれたみんな、対戦相手の人たち、審判の皆さん、運営の方々、フットサルに関わる全ての皆さん、そして何より、
フットサル選手の妻、仕事と子育ての両立を見事にこなしてくれた奥様、
純粋な声援をくれた3人の子供たち、
丈夫に産み、育て、ここまで応援し続けてくれた両親に心から感謝します。
本当にありがとうございました!最高のフットサル人生でした!
引き続き、ZOTTを、渡邊博之をよろしくお願いいたします。