2012年 鈴木隆二 2012
完全無冠の年
阿部修二、武田広之介が加入。開幕のアルティスタ戦を勝利。関東1部再昇格以来、初の開幕戦を飾り、続く浦安戦を引き分けるも3節のCAFURINGAに勝利し2勝1分と、昨年とは打って変わって好スタートを切る。その後BlackShortsとFIREFOXに連敗、柏に勝利するも7節目のFUGA戦を1-2で落とし、1周り目を3勝3敗1分の4位で折り返す。2周り目はアルティスタに勝利し反撃開始と行きたかったが、続く浦安、CAFURINGAにどちらも1点差で連敗。不安定な戦いが続く。
BlackShortsに勝利するも、FIREFOXと柏にまたしても連敗。最終戦をFUGAと戦い0-0で引き分けるも、5勝7敗2分で勝ち点17で5位で終了。
鈴木隆二との出会い
関東大会でCAFURINGAと対戦、1-2で敗れ3年連続の全国大会出場ならず。完全に無冠の年となってしまった。清野潤は関東2部時代に感じた行き詰まりに似た部分、チームが1つの方向を向けていない部分をシーズンを通して感じ、それらを払拭すべくこの時点で5度渡っていたブラジルではなく、フットサルを多角的にみるためにスペインに渡ることを決意。鈴木隆二さんが当時生活していたバルセロナ近郊の街マルトレイにて、鈴木隆二さんと共に約1か月フットサル漬けの毎日を送る。
この渡西はZOTTのその後の運命を大きく変えることになる。今やZOTTのフットサルの代名詞とも言える2人組の連係プレー(ドゥアリダ)はこの修行で清野潤が鈴木隆二さんと、隆二さんの師匠でもあるジョルディ・ガイから叩き込まれたものであり、これ以降ZOTTのフットサルを支えていくものになる。また翌年よりINFANTILの選手を中心にスペイン・バルセロナ遠征を実施するきっかけとなり育成世代の多くの選手が小さい頃からの海外経験を積むことが可能になる。
また鈴木隆二さんは2016年からフットサル日本代表のコーチングスタッフとして帰国することになるが、そのタイミングからZOTTの育成アドバイザーにも就任し、数多くの選手を育てることに大きく貢献することになる。今のZOTTと鈴木隆二さんとの関係はまさにここからスタートしたのである。
チームも新シーズンのリベンジを誓い例年になくOFFを短くしトレーニングに励むことになった。
INFANTIL(U8-15)
INFANTILでは秋に総監督として眞境名オスカーが就任(~2017年)。ZOTTがフットサルに没頭するキッカケを作ってくれたオスカーが10年以上の月日を経て組織に加わることとなる。また東京ドームスポーツさんの協力を得て、練習場所も東村山市民スポーツセンターで定期的に行えることとなり将来のZOTTのTOPチームで活躍する選手を育成するには十分の環境が整うこととなる。